岩崎弥太郎像
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岩崎弥太郎先生は、わが国の近代経済の覚醒期を豊かな先見性と不屈の精神をもって生き通し今日の三菱グループの基礎を築いた優れた学才に裏付けされた天分の経済の才で政治だけの変革でない「もう一つの明治維新」を成し遂げた人である。安政元年(1854)先生は故郷妙見山上で「後日英名ヲ天下ニ轟カサザレバ再ビ帰リテ此ノ山ニ登ラシ」と決意して江戸の儒学者安積良斉先生の門に入った。土佐藩藩校教授奥宮慥斉先生の格別の推挙であった。慶応三年(1867)藩命により長崎の土佐商会に赴任し、坂本龍馬の海援隊を財政面から支援した、しかし明治六年(1873)「断然官界に志を断ち、商法をもって身をたてる覚悟」で、維新直後の経済界に身を投じ海運国日本・近代工業国日本の地歩を固めるのに大きく貢献した。経済立国によるわが国の繁栄を予見し、それを実践躬行した明治維新の英傑であった。
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