梛の木
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樹齢:3〜4百年と推定
昔、金二という漁師がいた。ある時仲間と漁に出たが、嵐にあって船は転覆仲間は見えなくなってしまった。泳ぎに自信のない金二は無我夢中で波間をただよっていた。その時笹のような葉をつけた小枝にしがみついたところそれがなんと日頃金二が信心している波切り不動明王の境内にある神木梛の木の枝であった。「あっ!お不動様の梛の木の枝じゃおれは助かるぞ」。そう思うと大変な自信が湧いてきた。こうして仲間の中から金二だけが助かったという言い伝えがある。神木梛の木は昭和四十四年国道五十五号線拡張工事のため取り除かれる予定であったが、地元不動部落民と関係機関の努力により残すことになり、梛の木を境内の一部とともに中央分離帯として上下線を分離、国道では日本で唯一の名所となった。(看板引用)
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