化粧地蔵

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赤岡町 県道14号線沿い

その昔、赤岡町を通ったお四国まいりのお遍路さんや、旅の途中に行き倒れになった人、また、香宗川で溺れて亡くなった子供をかわいそうに思った地域の人々がおまつりをし、「旅人の幸せと子供の安全」を願って建てたものです。お地蔵さまがお化粧をしているのは、女の子が川で溺れて、お化粧もしないうちに死んでいったことや、行き倒れになった人々を「美しい姿で見送ってやりたい」「せめてお化粧を」との思いから始まったと言われています。赤岡町の西部地区には、数多くのお遍路さんをもてなしてきた歴史があります。人々は、食事や宿のお世話など、自分達も厳しい生活ながらも、困っている人々のために親身になってお世話をしてきました。人間を人間ととして尊ぶ温かさが化粧地蔵を通して、今も。ずっと生き続けています。化粧地蔵には、町内はもとより、町外からもお参りに来るそうです。そして今でも花が絶えません。願いごともよく叶うということです。そのお地蔵様は嬉しいときには、ほっぺが桃色、口は紅をさしたように赤くなるそうです・・・。2004年6月、「化粧地ぞう」(赤岡小学校地域教材)を学習した4年生が「屋根が古くなっているので直そう」と、全校・保護者に呼び掛けて、カンカンキッズの活動(空き缶を集めてお金に替える)を始めました。この活動を聞いた地域の人々の協力も得て、赤岡町が2005年7月に大改修をしました。化粧地蔵は、赤岡町の人々の温かい気持ちと共に、いつまでもこの場所で、人々を見守ってくれることでしょう。
(看板引用)

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