轟の滝

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轟の滝玉織姫伝説

平家一門、平良種は伊和三太夫と名を改め、源氏の追捕を逃れ、諸国流転の余生を柚ノ木の山里で過ごしていました。一人娘玉織姫は、近郷に比類のない美貌と天性のはた織りの名人でした。ある日の夕方、玉織姫は、川向うの大久保へはた織りの道具を返しに行きました。しかし、娘は夜遅くなっても帰りません。愛娘の身を思い、宝刀一尺八寸の小太刀をしっかりと握り、探しに行きました。烈しい憤怒のあまり小太刀を口にくわえて、濃藍の滝壺めがけて、身を躍らすとそこには、乾ききった岩盤の世界があり、美しい我が子が父を待っていました。娘は泣く泣く「これが、私の夫です」と大蛇を見せました。大蛇は若者の姿になり、三日間父を接待し、共に帰ろうとする父に、絹三巻を渡し、孝行できないことを詫び永遠の別れを告げました。生還してきた伊和三太夫は、三年の月日が経っていたことに驚きました。その後伊和家と柚ノ木の山里には、平和な日々が訪れ次第に繁栄していきました。いつの頃からか滝壺の近くに繁栄と幸福の女神として、玉織姫を祀る社「轟神社」が建てられています。(看板引用)

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