出井渓谷の甌穴群
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宿毛市出井
宿毛湾に注ぐ松田川の上流で、愛媛県境から約100m下流の出井渓谷または轟渕にある。一帯は白亜紀四万十層群の砂岩・泥岩から成るが、黒ウンモカコウ岩の東端から延長200m、幅40mの河床に大小200以上の甌穴が作られている。形はだ円形の直径が流れの方向に並ぶものが大部分で、円形のものは15%程度である。だ円形のものは直径1〜1.5m、短経1m以下で、深さは0.3m〜0.5mが大部分である。円形のものは径0.4〜1.5m、深さ0.2〜0.9mである。概して甌穴生成期の老年期に近く、浸食が進んでいるが、壮観である。
(文化財書引用)
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