岡豊城跡

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南国市岡豊町
高知県指定史跡
高知平野のほぼ中央北部にある岡豊山に構築された長宗我部氏の城跡。南麓を国分川が西流し、東麓には笠ノ川川が南流して国分川に合流する。西麓は沼状の湿地帯であった。標高97mの山頂に詰の段を構え、東下に二ノ段、西下に三ノ段、四ノ段を構える。いずれも土塁をめぐらし、城山北西部から南西部にかけては竪堀を配し、谷をへだてて通称厩(うまや)跡といわれる郭を構える。現在見る城構えは長宗我部国親の頃の城構えがもとになっていると思われる。近年の発掘調査で詰ノ段の重層建物とみられる建物をはじめとする礎石建て建物跡や石垣、石段や天正3年(1573)銘の瓦など多くの遺物が出土している。現在は城山の一角に県立歴史民俗資料館が建っている。
(文化財書引用)
