毒井戸跡

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安芸市
永禄十二年(1569)七月、安芸城は圧倒的な長宗我部軍に包囲された。敵に背後をつかれ、不覚をとりながらも安芸勢は城を打って出ては奮戦、籠城二十四日に及んだが、ついに城の東安芸川の対岸の岡より火矢を放たれ、城は炎上した。この間敵に内通するものあり。機をみて城の井戸に毒を投じ、長宗我部の陣に走った。為に城内の兵ら倒れる者多数、士気は著しく衰え、覚悟を決めた城主安芸国虎は、残された全将兵と領民の助命を条件に、自らは菩提寺である浄貞寺に入り自決した。以来、この毒井戸は、安芸落城を早めた原因の一つとして、今に語り伝えられている。
(看板引用)
