高野の舞台

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四万十川

津野町

国指定重要有形民俗文化財
この舞台は、明治六年八月に建築されたもので、舞台裏でのハンドル操作により、舞台を廻転させる当時としては進んだカラクリの「鍋蓋上廻し式舞台」である。前橋工業短大の松崎茂博士の調査発表「農村舞台考」の中に「高野の舞台はその機構で日本唯一の残存する鍋蓋上廻し式の農村舞台で、発展過程の歴史的資料であり、学術的にも非常に貴重なものである。」と述べられている。その昔より、この地方で民衆娯楽として農村歌舞伎が盛んであったことは、名所に残る農村舞台や、旧家に残る浄瑠璃本等によって推察される。中でも、当高野地区は最も盛んであったようで、山本家には、天誅組で活躍した前田繁馬先生愛蔵の「伊賀越道中記」等数多くの浄瑠璃本が保存されている。言い伝えによると、この舞台建築前にも廻り舞台があったとのことであり、藩政中期頃既に同種の舞台が建築されていたことも考えられる。価値高いこの舞台と共に、農村歌舞伎の伝統も守り続けてゆきたいものである。
(看板引用)

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