文学碑

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本山町

朝日は私たち姉妹の背後から草丘のはざまを裂いて、流れの半ばから向こう岸にかけて照っていた。日向と日陰とでは、川は全く別の生きものに見えた。日向の流れは珠を砕いたようにきらめき、碧や黄や紅に泡立ってこの世のものならず美しく、玄妙であった。

(小説婉という女より)

平成4年9月28日、大原富枝満80歳の誕生日を記念し、文学碑第一号として建立した。碑文は「婉という女」の第三章 見ぬひと の一節の直筆であり、碑石は吉野川原産の紅簾石である。

文学碑

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